ホワイトニングの薬剤が、人体に、深刻な毒性を、及ぼすことはありませんが、その安全性が、まだ、十分に確立されていない、特定のグループの人々に対しては、予防的な観点から、ホワイトニングは、「しない方がいい」とされています。その代表が、「妊娠中」および「授乳中」の女性です。現在までのところ、ホワイトニング剤の成分が、胎児や、母乳に、直接、悪影響を及ぼした、という、明確な科学的データは、報告されていません。しかし、その一方で、「絶対に安全である」ということを、証明する、十分なデータも、また、存在しないのが、現状です。妊娠中や、授乳期は、母親の体が、非常にデリケートで、ホルモンバランスも、不安定な時期です。万が一の、胎児や、乳児への影響を、100%否定できない以上、あえて、この時期に、審美目的の、不要不急の治療を行う、医学的なメリットは、どこにもありません。そのため、世界中の、ほとんどの歯科医師は、妊娠中・授乳中のホワイトニングを、避けるように、指導しています。出産と、授乳が、無事に終わった後、改めて、ホワイトニングを、検討するのが、賢明な判断です。次に、ホワイトニングを、避けるべきなのが、「若年者」、特に、永久歯が、生えそろって間もない、10代前半の子供たちです。生えたばかりの永久歯は、まだ、歯の質が、完全に、成熟しておらず、エナメル質も、柔らかく、デリケートです。この時期に、ホワイトニング剤を使用することが、将来的な、歯の健康に、どのような影響を、及ぼすかについて、まだ、長期的な安全性が、確立されていません。また、顎の成長も、まだ完了していないため、ホームホワイトニング用の、マウスピースを作製しても、すぐに、合わなくなってしまう、という問題もあります。一般的には、体の成長が、ほぼ完了し、歯の質も、安定してくる、18歳以上、あるいは、少なくとも、15歳以上になってから、ホワイトニングを、検討することが、推奨されています。
【しない方がいい人②】妊娠中・授乳中の女性と、若年者