歯のホワイトニングが、もたらす、最も一般的なデメリットが、歯がしみるような痛み、「知覚過敏」です。そして、もともと、この知覚過敏の症状が、ひどい人にとっては、ホワイトニングは、その苦痛を、さらに増幅させてしまう可能性があるため、「しない方がいい」、あるいは、極めて慎重に行うべき、治療となります。知覚過敏は、歯の表面のエナメル質が、摩耗したり、歯茎が下がって、歯の根元が露出したりすることで、内部の、デリケートな象牙質が、むき出しになり、冷たいものなどの刺激が、神経に、直接、伝わりやすくなっている状態です。この状態で、ホワイトニング剤を使用すると、薬剤が、象牙質に、ダイレクトに浸透し、通常よりも、はるかに強い、激しい痛みを、引き起こす危険性があります。もちろん、歯科医師の管理下で、知覚過敏抑制剤を、事前に塗布したり、薬剤の濃度や、作用時間を、細かく調整したりすることで、痛みを、コントロールしながら、施術を行うことは可能です。しかし、痛みの感じ方には、個人差が大きく、治療が、強い苦痛を伴う場合は、無理に、継続すべきでは、ありません。また、生まれつき、歯の表面の「エナメル質」が、正常に形成されていない、「エナメル質形成不全」という、病気を持つ人も、ホワイトニングは、慎重な判断が、必要です。この病気の歯は、エナメル質が、もろかったり、表面に、白斑(白いシミ)や、黄ばんだ部分が、まだらに、存在したりします。ホワイトニングを行うと、この、もともとある色ムラが、さらに強調されて、かえって、見た目が、悪くなってしまう、危険性があるのです。白い斑点が、チョークのように、さらに白く、際立ってしまったり、正常な部分だけが白くなり、まだら模様が、悪目立ちしたり、といった、予期せぬ結果を、招くことがあります。これらの、特殊な歯の状態は、専門家である、歯科医師でなければ、正確に、診断することはできません。これが、自己流のセルフホワイトニングが、危険である、大きな理由の一つです。