歯のホワイトニングの中で、最も早く、そして劇的な効果を実感できるのが、歯科医院で専門家(歯科医師・歯科衛生士)が行う「オフィスホワイトニング」です。これは、高濃度の過酸化水素や過酸化尿素を主成分とするホワイトニング剤を歯の表面に塗布し、そこに特殊な光(ハロゲンライトやLEDライト、レーザーなど)を照射して、薬剤の効果を活性化させることで、歯の内部に沈着した色素を分解・漂白する方法です。オフィスホワイトニングの最大のメリットは、その「即効性」にあります。1回の施術(通常は1時間から1時間半程度)で、歯の色が数段階明るくなることも珍しくなく、「結婚式や就職活動といった、大切なイベントの前に、すぐに歯を白くしたい」という、緊急性の高いニーズに応えることができます。また、全ての工程を専門家が管理してくれるため、安全性も高く、色ムラなども起きにくいのが特徴です。しかし、その一方で、いくつかのデメリットや注意点も存在します。まず、「費用」が高額になる傾向があります。オフィスホワイトニングは、健康保険が適用されない自由診療となるため、数万円単位の費用がかかります。次に、高濃度の薬剤を使用するため、施術中や施術後に、歯がしみるような痛み「知覚過敏」の症状が、一時的に出やすいという点です。これは、通常24時間以内に治まりますが、痛みの感じ方には個人差があります。さらに、オフィスホワイトニングは、即効性がある分、食生活などによっては、色の「後戻り」が、比較的早いとも言われています。そのため、白さを長期間維持するためには、定期的なメンテナンスや、後述するホームホワイトニングとの併用(デュアルホワイトニング)が推奨されることが多くあります。専門家による、確実でスピーディーな結果を求めるなら、オフィスホワイトニングは、最も頼りになる選択肢と言えるでしょう。