ホワイトニング歯磨き粉は、正しく使えば、歯の美しさを保つ、有効なツールとなりますが、その使い方を誤ったり、自分の歯の状態に、合わない製品を選んでしまったりすると、かえって、歯の健康を損なう「逆効果」に、なってしまう危険性も、はらんでいます。まず、最も、注意すべきなのが、「研磨剤」による、歯へのダメージです。特に、海外製のホワイトニング歯磨き粉の中には、日本の基準よりも、研磨性が高いものが、含まれていることがあります。また、重曹や、活性炭の粉末などを、直接、歯にこすりつける、といった、自己流のケアも、非常に危険です。これらの、粗い粒子で、歯の表面を、ゴシゴシと、強く磨きすぎると、歯の、最も外側を覆う、硬い「エナメル質」が、削れて、摩耗してしまいます。エナメル質が薄くなると、その内側にある、黄色みがかった「象牙質」が、より、透けて見えるようになり、歯は、白くなるどころか、かえって、黄色く見えてしまいます。さらに、エナメル質が削れることで、外部からの刺激が、神経に伝わりやすくなり、「知覚過敏」を、引き起こす、直接的な原因ともなります。一度、削れてしまったエナメル質は、二度と、元には戻りません。次に、注意したいのが、「歯周病」が、進行している場合です。歯周病によって、歯茎が下がり、歯の根元(歯根)が、露出している状態で、研磨剤の多い歯磨き粉を使うと、エナメル質よりも、はるかに柔らかい、歯根の表面が、簡単に削れてしまい、くさび状の欠損(くさび状欠損)を、作ってしまう危険性があります。また、ホワイトニング歯磨き粉は、あくまで、健康な歯を、対象としたものです。未処置の「虫歯」がある場合は、その使用を、一旦、中止し、まずは、歯科医院で、虫歯の治療を、受けることを、最優先してください。ホワイトニング歯磨き粉は、薬ではありません。使用中に、歯がしみたり、痛みを感じたりした場合は、すぐに、使用を中止し、歯科医師に、相談することが、何よりも大切です。
注意!ホワイトニング歯磨き粉が、逆効果になるケース